重婚は認められるべきか?という問いに対するひとつの答え

こういう記事が注目されてますが。
anond.hatelabo.jp
マイケル・サンデルの例の本に同様の議論があったのでご紹介です。

第10章にあります。

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マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう 〜いまを生き延びるための哲学〜」, 2011/11/25, p. 328-329

マイケル・キンズレーってのはこういう本を書いてる人です。

キンズレーの文章は注によると「Mihcel Kinsley, ``Abolish Marrige,'' Washington Post, July 3, 2003, p. A23」とのことです。
もちろん、アメリカ合衆国でも他の国でも同性婚が合法なトコはひとつも無かったわけで、いやはや隔世の感がありますね。
やっぱまあ、こういう議論が丁々発止でなされたからこそ、同性婚合法化が成し遂げられたんでしょうなあ。

僕個人としてはキンズレーの意見は過激で面白いし、賛成もします。ま、自分は重婚しないけどね。
既存のシステムからあまりに離れすぎるんで、費用が半端ないとも思うけど。

よくある「〜は俺の嫁」(対象はフィクションのキャラクター)も許されるかどうかなんてのも面白い議論になるんじゃないかなあ。

いまさらサンデルかよ。という向きもありましょうけど、サンデル本には「先祖の罪を償うべきか」なんて項もあります。興味あるっしょ?やっぱオススメだよ。

追記:
gryphonのブックマーク / 2020年11月24日 - はてなブックマーク

法哲学者の中ではすでに普通に討議されているので、賛成にせよ反対にせよ自分なりの理論を構築した方がいいと思いますね。過去事例参考リンク https://m-dojo.hatenadiary.com/entry/20180120/p1 そして話は当然「近親婚」に繋がる

近親婚かあ。僕はまだ人類には近親婚は早すぎる気がするんだよな……。